FXの仕組みがなんとなくわかってきたら、今度はもう少し細かいところまで確認して行ってみましょう。はじめてのFXとして今回扱う内容は「FXの手数料」についてです。FXを扱う業者の儲けの仕組みを知ることにより、さらにFXについての知識を深めていくことがFXをはじめていく上で大切な事だと思います。

[はじめてのFX;手数料はどのようにかかるの?]
FXをはじめて最初に覚えるべきなのが、「為替手数料」だと思います。通常、外貨預金や外貨MMF(Money Market Fund)などでは、ドル建てで50銭から1円の為替手数料がかかっています。さらに実際に取引する場合は、証券会社であらかじめ決められた為替レートでしか取引できません。

これに対して、外国為替証拠金取引(FX)の手数料の多くは片道10銭程度と安くなっています。さらに実際の取引も、リアルタイムな為替レートで取引できるようになっています。

しかし、FXの手数料を考える場合には、売値と買値の幅(スプレッド)も合わせて考えなければなりません。いくら手数料が安かったとしてもスプレッドが高い場合には、取引コストが高くなってしまうというケースもあるからです。

具体的な例で確認してみましょう。(a.)手数料が10銭、スプレッドが30銭の場合と、(b.)手数料が20銭、スプレッドが5銭の場合を比べてみましょう。

手数料は往復にかかりますから……

(a.)は、10銭+10銭+30銭=50銭
(b.)は、20銭+20銭+5銭=45銭

となり、手数料が高い方が安くなるというケースがあります。

FXは「証拠金取引」といって、少ない資金で大きな取引が可能だということを前回ご紹介しました。今回は、はじめてのFXとして、FXのリスクについてご紹介しましょう。ハイリスク・ハイリターンと云われる理由を理解しておくことは、FXをはじめていくためにとても重要です。

[はじめてのFX;リスクとは?]
まずは、FXの取引を簡単な例で見てみましょう。

為替相場を<1ドル100円>と仮定して、今後円安になると予測した場合で取引をします。1ドル100円で1万ドル購入し、予想通りに110円の円安になり売却するという取引をシミュレートしてみます。
この場合、総取引代金は……

『100円 × 1万ドル=100万円』

となりますが、実際に証拠金(レバレッジ20倍と仮定した場合)として必要な金額は、

『100円 × 1万ドル × 5%=4万円』

となります。本来であれば100万円必要なわけですが、わずか4万円の証拠金で取引が可能となるのです。為替相場は1ドル110円になったので、『110円 × 1万ドル=110万円』となり、最初の購入金額との差額の10万円が利益となります。(※ 手数料は無いものとして計算しています)

しかし、予想が外れてしまい、1ドル90円と円高になった場合は10万円の損失となります。この損失は、先ほどの4万円の証拠金から差し引かれることになりますが、予想と反対に相場が動いて損失が大きくなった場合には、追加の証拠金(追証)が必要になります。このように、儲けも出る分、損失も大きくなるのがFXの特徴です。

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